Ilja Van Sprundel氏から、Point-to-Point Protocol Daemon（pppd）のExtensible Authentication Protocol（EAP）パケットパーサーにおけるロジックの欠陥についての報告がありました。認証されていない攻撃者がこの欠陥を利用して、スタックベースのバッファーオーバーフローを発生させ、サービス拒否（pppdデーモンクラッシュ）を引き起こす可能性があります。

ppp が特定のrhostname値を不適切に処理することがわかりました。リモートの攻撃者がこの問題を悪用し、pppをクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

このpppの更新では、次のセキュリティ問題が修正されます：

CVE-2020-8597：eap_request関数とeap_response関数内のバッファオーバーフローを修正しました（bsc#1162610）。

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをSUSEセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、そこに新しい問題を追加することはせずに、できる限り自動的に整理と書式設定をするようにしています。

このpppの更新では、次のセキュリティ問題が修正されます：

CVE-2020-8597：eap.cのeap_requestおよびeap_response関数のバッファオーバーフロー（bsc#1162610）

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをSUSEセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、そこに新しい問題を追加することはせずに、できる限り自動的に整理と書式設定をするようにしています。

リモートのCentOS Linux 6ホストには、 RHSA-2020:0631 のアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

  - ppp 2.4.2 ～ 2.4.8 の pppd の eap.c では、eap_request 関数および eap_response 関数に rhostname のバッファオーバーフローがあります。(CVE-2020-8597)

Nessus はこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

リモートのRedhat Enterprise Linux 8ホストにイントールされているパッケージは、RHSA-2020：0633アドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けます。

  - ppp：eap.cのeap_requestおよびeap_response関数のバッファオーバーフロー（CVE-2020-8597）

Nessusはこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

セキュリティ修正プログラム:

  - ppp：eap.cのeap_requestおよびeap_response関数のバッファオーバーフロー（CVE-2020-8597）

出典: Red Hatセキュリティアドバイザリ2020:0633：pppの更新プログラムが、Red Hat Enterprise Linux 8で利用可能になりました。Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高と評価しています。詳細な重大度評価を示すCVSS（共通脆弱性評価システム）ベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに入手できます。pppパッケージには、ポイントツーポイントプロトコル（PPP）デーモンとPPPサポートのドキュメントが含まれています。PPPプロトコルは、シリアルのポイントツーポイントリンクを介してデータグラムを送信できます。通常、PPPは、モデムと電話回線を介してインターネットサービスプロバイダー（ISP）やその他の組織にダイヤルインするために使用します。セキュリティ修正プログラム：* ppp：eap.cのeap_requestとeap_response関数におけるバッファオーバーフロー（CVE-2020-8597）影響、CVSSスコア、謝辞、その他の関連情報を含むセキュリティ問題の詳細については、「参照」セクションに記載されているCVEのページを参照してください。

セキュリティ問題を修正する新しいpppパッケージが、Slackware 14.0、14.1、14.2、および最新版で利用可能です。

リモートのAlmaLinux 8ホストには、ALSA-2020:0633アドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

  - ppp 2.4.2 ～ 2.4.8 の pppd の eap.c では、eap_request 関数および eap_response 関数に rhostname のバッファオーバーフローがあります。(CVE-2020-8597)

Nessus はこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

ID	Name	Product	Family	Published	Updated	Severity
133880	Debian DSA-4632-1 : ppp -セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2/24/2020	3/26/2024	critical
133950	Ubuntu 16.04 LTS / 18.04 LTS : pppの脆弱性 (USN-4288-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2/24/2020	8/27/2024	critical
134101	SUSE SLED15 / SLES15セキュリティ更新プログラム：ppp（SUSE-SU-2020:0489-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2/27/2020	3/25/2024	critical
134102	SUSE SLED12 / SLES12セキュリティ更新プログラム：ppp（SUSE-SU-2020:0490-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2/27/2020	3/25/2024	critical
134122	CentOS 6：ppp（RHSA-2020:0631）	Nessus	CentOS Local Security Checks	2/28/2020	10/9/2024	critical
134147	RHEL 8：ppp（RHSA-2020: 0633）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2/28/2020	11/7/2024	critical
134150	Scientific Linux セキュリティ更新: SL6.x i386/x86_64のppp（20200227）	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2/28/2020	3/25/2024	critical
134191	Oracle Linux 8：ppp（ELSA-2020-0633）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	3/2/2020	10/22/2024	critical
134277	Slackware 14.0/14.1/14.2/最新版：ppp（SSA:2020-064-01）	Nessus	Slackware Local Security Checks	3/6/2020	3/25/2024	critical
157590	AlmaLinux 8pppALSA-2020:0633	Nessus	Alma Linux Local Security Checks	2/9/2022	12/5/2022	critical

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