Mozilla Foundation による報告：

詳細については、CVE/URLリストを参照してください。

出典：Red Hatセキュリティアドバイザリ2017:1106：firefoxの更新プログラムが、Red Hat Enterprise Linux 7で利用可能になりました。Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度最高と評価しています。詳細な重要度評価を示すCVSS（共通脆弱性評価システム）ベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに入手できます。Mozilla Firefoxは、オープンソースのWebブラウザーです。この更新プログラムで、Firefoxがバージョン52.1.0 ESRにアップグレードされます。セキュリティ修正プログラム：* 不正な形式のWebコンテンツの処理に、複数の欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを含むWebページが、Firefoxをクラッシュさせたり、Firefoxを実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。（CVE-2017-5429、CVE-2017-5430、CVE-2017-5432、CVE-2017-5433、CVE-2017-5434、CVE-2017-5435、CVE-2017-5436、CVE-2017-5437、CVE-2017-5438、CVE-2017-5439、CVE-2017-5440、CVE-2017-5441、CVE-2017-5442、CVE-2017-5443、CVE-2017-5444、CVE-2017-5445、CVE-2017-5446、CVE-2017-5447、CVE-2017-5448、CVE-2017-5449、CVE-2017-5451、CVE-2017-5454、CVE-2017-5455、CVE-2017-5456、CVE-2017-5459、CVE-2017-5460、CVE-2017-5464、CVE-2017-5465、CVE-2017-5466、CVE-2017-5467、CVE-2017-5469）Red Hatはこれらの問題を報告してくれたMozillaプロジェクトに感謝の意を表します。アップストリームは、Mozillaの開発者とコミュニティ、Nils氏、Holger Fuhrmannek氏、Atte Kettunen氏、Takeshi Terada氏、Huzaifa Sidhpurwala氏、Nicolas Gregoire氏、Chamal De Silva氏、Chun Han Hsiao氏、Ivan Fratric氏（Google Project Zero）、Trend MicroのZero Day Initiativeの匿名の方、Haik Aftandilian氏、Paul Theriault氏、Julian Hector氏、Petr Cerny氏、Jordi Chancel氏、Heather Miller氏（Google Skiaチーム）を最初の報告者として認識しています。

リモートの Redhat Enterprise Linux 7 ホストに、RHSA-2017:1106 アドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

    Mozilla Firefox は、オープンソースのウェブブラウザです。

    この更新プログラムで、Firefoxをバージョン52.1.0 ESRにアップグレードします。

    セキュリティ修正プログラム:

    * 無効な形式の Web コンテンツの処理で、複数の欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを掲載する Web ページは、Firefox がクラッシュする原因となったり、ある特定の状況において、Firefox を実行しているユーザーの権限で、任意のコードが実行される可能性があります。（CVE-2017-5429、CVE-2017-5430、CVE-2017-5432、CVE-2017-5433、CVE-2017-5434、CVE-2017-5435、CVE-2017-5436、CVE-2017-5437、CVE-2017-5438、CVE-2017-5439、CVE-2017-5440、CVE-2017-5441、CVE-2017-5442、CVE-2017-5443、CVE-2017-5444、CVE-2017-5445、CVE-2017-5446、CVE-2017-5447、CVE-2017-5448、CVE-2017-5449、CVE-2017-5451、CVE-2017-5454、CVE-2017-5455、CVE-2017-5456、CVE-2017-5459、CVE-2017-5460、CVE-2017-5464、CVE-2017-5465、CVE-2017-5466、CVE-2017-5467、CVE-2017-5469）

    Red Hat は、これらの問題を報告してくれた Mozilla プロジェクトに感謝の意を表します。アップストリームは、Mozilla の開発者とコミュニティ、Nils 氏、Holger Fuhrmannek 氏、Atte Kettunen 氏、Takeshi Terada 氏、Huzaifa Sidhpurwala 氏、Nicolas Gregoire 氏、Chamal De Silva 氏、Chun Han Hsiao 氏、Ivan Fratric 氏 (Google Project Zero)、Trend Micro の Zero Day Initiative の匿名の方、Haik Aftandilian 氏、Paul Theriault 氏、Julian Hector 氏、Petr Cerny 氏、Jordi Chancel 氏、Heather Miller 氏 (Google Skia チーム) を最初の報告者として認識しています。

Tenable は、前述の記述ブロックを Red Hat Enterprise Linux セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

Firefoxで複数のセキュリティの問題が発見されました。ユーザーが誘導され、特別に細工された Web サイトを開くと、攻撃者がこれらを悪用して、初期化されていないメモリを読み取る、秘密情報を取得する、アドレスバーのコンテンツやその他の UI 要素を偽装する、サンドボックスを回避してローカルファイルを読み取る、クロスサイトスクリプティング (XSS) 攻撃を仕掛ける、アプリケーションをクラッシュさせサービス拒否を引き起こす、任意のコードを実行するなどの可能性があります。(CVE-2017-5429、CVE-2017-5430、CVE-2017-5432、CVE-2017-5433、CVE-2017-5434、CVE-2017-5435、CVE-2017-5436、CVE-2017-5437、CVE-2017-5438、CVE-2017-5439、CVE-2017-5440、CVE-2017-5441、CVE-2017-5442、CVE-2017-5443、CVE-2017-5444、CVE-2017-5445、CVE-2017-5446、CVE-2017-5447、CVE-2017-5448、CVE-2017-5449、CVE-2017-5451、CVE-2017-5453、CVE-2017-5454、CVE-2017-5455、CVE-2017-5456、CVE-2017-5458、CVE-2017-5459、CVE-2017-5460、CVE-2017-5461、CVE-2017-5464、CVE-2017-5465、CVE-2017-5466、CVE-2017-5467、CVE-2017-5468、CVE-2017-5469)

NSS の DRBG 番号生成で欠陥が発見されました。中間者攻撃を実行できる攻撃者がこの欠陥を悪用して、秘密情報を漏えいさせる可能性があります。
(CVE-2017-5462)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

リモートのmacOSまたはMac OS XホストにインストールされているMozilla Firefoxのバージョンは53より前です。したがって、次の脆弱性の影響を受けます: 

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、複数のバッファオーバーフロー状態が FLEX 生成コードに存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれらを悪用して、任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2016-6354、CVE-2017-5469）

  - IP アドレス文字列、空のベース名文字列、DNS パケットを処理するときの入力が不適切に検証されているため、ファイル evdns.c と evutil.c 内の Libevent ライブラリに複数の欠陥が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれらを悪用し、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行する可能性があります。
    (CVE-2016-10195, CVE-2016-10196, CVE-2016-10197)

  - 複数のメモリ破損の問題があるため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5429、CVE-2017-5430)

  - 入力テキスト選択にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあるため、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5432)

  - アニメーション要素を処理するときの SMIL アニメーション関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5433)

  - フォーカス処理をリダイレクトするときにメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5434)

  - エディターでトランザクション処理を実行するとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがデザインモードのインタラクションにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5435)

  - 特別に細工された Graphite フォントを処理するとき、Graphite 2 ライブラリに領域外書き込みエラーがあります。
    認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5436)

  - 解放されたハンドラーにより結果ハンドラーがホールドされているため、XSLT 処理中に nsAutoPtr() 関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5438)

  - XSLT 処理中にテンプレートパラメーターを処理するとき、nsTArray の Length() 関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5439)

  - XSLT コンテンツを処理するとき、txExecutionState デストラクターにメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5440)

  - スクロールイベント中に選択をホールドするとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5441)

  - DOM 要素のスタイルを変更するとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5442)

  - 不適切な形式の BinHex 形式のアーカイブをデコード中に領域外書き込みエラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5443)

  - ユーザー指定入力が不適切に検証されているため、application/http-index-format 形式のコンテンツを解析中にバッファオーバーフロー状態があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、不適切な形式のデータを介して、領域外メモリコンテンツを漏えいさせる可能性があります。(CVE-2017-5444)

  - 初期化されていない値を使用して配列を作成する application/http-index-format 形式のコンテンツを解析するとき、nsDirIndexParser.cpp に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリコンテンツを漏洩させる可能性があります。（CVE-2017-5445）

  - 不適切な内容の DATA フレームを送信するサーバーへの HTTP/2 DATA 接続を処理するとき、領域外読み取りエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態またはメモリコンテンツの漏えいを引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5446)

  - テキストレイアウト中にグリフ幅を処理するとき、領域外読み取りエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態またはメモリコンテンツの漏洩を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5447)

  - ClearKeyDecryptor: : Decrypt() 関数 (ファイル ClearKeyDecryptionManager.cpp 内) において、Clearkey で暗号化されたメディアコンテンツを複合化する際の領域外の書き込みエラーが存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    この脆弱性は、Gecko Media Plugin (GMP) サンドボックスを回避するためにセカンダリメカニズムを使用できる場合にのみ悪用される可能性があります。(CVE-2017-5448)

  - 双方向の Unicode テキストを CSS アニメーションと組み合わせて処理するときに欠陥があるため、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5449)

  - 特別に細工された「onblur」イベントの処理に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、特別に細工されたイベントを介して、アドレスバーを偽装し、読み込まれたサイトを実際に読み込まれたサイトと異なるもののように見せかける可能性があります。(CVE-2017-5451)

  - フィードの TITLE 要素の URL パラメーターが不適切にサニタイズされているため、RSS リーダーのプレビューページに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、TITLE要素を偽装する可能性があります。ただし、スクリプト化されたコンテンツは実行できません。(CVE-2017-5453)

  - FileSystemSecurity: : Forget() 関数 (ファイル FileSystemSecurity.cpp 内) において、File Picker を使用する際にパスのトラバーサルシーケンスを正しくサニタイズしないことに起因する脆弱性が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、サンドボックス内のファイルシステムアクセス保護をバイパスし、ローカルファイルシステムの任意のファイルを読み取る可能性があります。(CVE-2017-5454)

  - メッセージを処理するとき、内部フィードリーダー API に詳細不明な欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者が、サンドボックスプロセス内でコードをリモートから実行することが可能な別の脆弱性と組み合わせることができた場合、この脆弱性を悪用し、サンドボックスを回避して、昇格した権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-5455)

  - ファイルシステムのリクエストコンストラクターを IPC メッセージから使用するとき、Entries API に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、サンドボックス内のファイルシステムアクセス保護をバイパスし、ローカルファイルシステムに対する読み書きのアクセス権を取得する可能性があります。
    (CVE-2017-5456)

  - 入力が不適切に検証されているため、アドレスバーに「javascript: 」URLをドラッグアンドドロップする際に、反射型クロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性が生じます。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、ユーザーのブラウザーセッションで任意のスクリプトコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5458)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、ウェブコンテンツを処理するときにバッファオーバーフロー状態が WebGL にあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5459)

  - ユーザーによって特別に細工されたスクリプトコンテンツとキー押下の組み合わせを処理するとき、フレーム選択にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5460)

  - バッファに割り当てられているメモリが不十分なため、Base64 デコード処理中に Network Security Services (NSS) ライブラリに領域外書き込みエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5461)

  - 内部状態Vが正しくビットを伝送しないため、DRBG 番号の生成中に Network Security Services (NSS) ライブラリに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、予測可能な乱数生成を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5462)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、アクセシビリティツリーの DOM コンテンツを変更するときに欠陥があり、DOM ツリーがアクセシビリティツリーと同期しなくなる可能性があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用してメモリを破損させ、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2017-5464)

  - SVG コンテンツを処理するときに ConvolvePixel に領域外読み取りエラーがあるため、アクセスできないメモリが SVG グラフィックコンテンツにコピーされる可能性があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、メモリコンテンツの漏洩、またはサービス拒否状態を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5465)

  - 再読み込みがトリガーされた際の data: text/html URL リダイレクトのデータを不適切に処理することに起因する、クロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性が存在します。これにより、再読み込みされた data: text/html ページのオリジンが誤って設定されます。
    認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、特別に細工されたリクエストを介してユーザーのブラウザセッションで任意のスクリプトコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5466)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、クリッピング領域の外にSkiaコンテンツをレンダリングするときにメモリ破損の問題があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5467)

  - プライベートブラウジング情報の所有権モデルが誤りであるため、開発ツールに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5468)

リモートのWindowsホストにインストールされているMozilla Firefox ESRのバージョンが、52.1より前の52.xです。したがって、次の脆弱性の影響を受けます: 

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、複数のバッファオーバーフロー状態が FLEX 生成コードに存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれらを悪用して、任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2016-6354、CVE-2017-5469）

  - IP アドレス文字列、空のベース名文字列、DNS パケットを処理するときの入力が不適切に検証されているため、ファイル evdns.c と evutil.c 内の Libevent ライブラリに複数の欠陥が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれらを悪用し、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行する可能性があります。
    (CVE-2016-10195, CVE-2016-10196, CVE-2016-10197)

  - 複数のメモリ破損の問題があるため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5429、CVE-2017-5430)

  - 入力テキスト選択にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあるため、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5432)

  - アニメーション要素を処理するときの SMIL アニメーション関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5433)

  - フォーカス処理をリダイレクトするときにメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5434)

  - エディターでトランザクション処理を実行するとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがデザインモードのインタラクションにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5435)

  - 特別に細工された Graphite フォントを処理するとき、Graphite 2 ライブラリに領域外書き込みエラーがあります。
    認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5436)

  - 解放されたハンドラーにより結果ハンドラーがホールドされているため、XSLT 処理中に nsAutoPtr() 関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5438)

  - XSLT 処理中にテンプレートパラメーターを処理するとき、nsTArray の Length() 関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5439)

  - XSLT コンテンツを処理するとき、txExecutionState デストラクターにメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5440)

  - スクロールイベント中に選択をホールドするとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5441)

  - DOM 要素のスタイルを変更するとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5442)

  - 不適切な形式の BinHex 形式のアーカイブをデコード中に領域外書き込みエラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5443)

  - ユーザー指定入力が不適切に検証されているため、application/http-index-format 形式のコンテンツを解析中にバッファオーバーフロー状態があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、不適切な形式のデータを介して、領域外メモリコンテンツを漏えいさせる可能性があります。(CVE-2017-5444)

  - 初期化されていない値を使用して配列を作成する application/http-index-format 形式のコンテンツを解析するとき、nsDirIndexParser.cpp に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリコンテンツを漏洩させる可能性があります。（CVE-2017-5445）

  - 不適切な内容の DATA フレームを送信するサーバーへの HTTP/2 DATA 接続を処理するとき、領域外読み取りエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態またはメモリコンテンツの漏えいを引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5446)

  - テキストレイアウト中にグリフ幅を処理するとき、領域外読み取りエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態またはメモリコンテンツの漏洩を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5447)

  - ClearKeyDecryptor: : Decrypt() 関数 (ファイル ClearKeyDecryptionManager.cpp 内) において、Clearkey で暗号化されたメディアコンテンツを複合化する際の領域外の書き込みエラーが存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    この脆弱性は、Gecko Media Plugin (GMP) サンドボックスを回避するためにセカンダリメカニズムを使用できる場合にのみ悪用される可能性があります。(CVE-2017-5448)

  - 双方向の Unicode テキストを CSS アニメーションと組み合わせて処理するときに欠陥があるため、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5449)

  - 特別に細工された「onblur」イベントの処理に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、特別に細工されたイベントを介して、アドレスバーを偽装し、読み込まれたサイトを実際に読み込まれたサイトと異なるもののように見せかける可能性があります。(CVE-2017-5451)

  - FileSystemSecurity: : Forget() 関数 (ファイル FileSystemSecurity.cpp 内) において、File Picker を使用する際にパスのトラバーサルシーケンスを正しくサニタイズしないことに起因する脆弱性が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、サンドボックス内のファイルシステムアクセス保護をバイパスし、ローカルファイルシステムの任意のファイルを読み取る可能性があります。(CVE-2017-5454)

  - メッセージを処理するとき、内部フィードリーダー API に詳細不明な欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者が、サンドボックスプロセス内でコードをリモートから実行することが可能な別の脆弱性と組み合わせることができた場合、この脆弱性を悪用し、サンドボックスを回避して、昇格した権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-5455)

  - ファイルシステムのリクエストコンストラクターを IPC メッセージから使用するとき、Entries API に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、サンドボックス内のファイルシステムアクセス保護をバイパスし、ローカルファイルシステムに対する読み書きのアクセス権を取得する可能性があります。
    (CVE-2017-5456)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、ウェブコンテンツを処理するときにバッファオーバーフロー状態が WebGL にあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5459)

  - ユーザーによって特別に細工されたスクリプトコンテンツとキー押下の組み合わせを処理するとき、フレーム選択にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5460)

  - バッファに割り当てられているメモリが不十分なため、Base64 デコード処理中に Network Security Services (NSS) ライブラリに領域外書き込みエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5461)

  - 内部状態Vが正しくビットを伝送しないため、DRBG 番号の生成中に Network Security Services (NSS) ライブラリに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、予測可能な乱数生成を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5462)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、アクセシビリティツリーの DOM コンテンツを変更するときに欠陥があり、DOM ツリーがアクセシビリティツリーと同期しなくなる可能性があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用してメモリを破損させ、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2017-5464)

  - SVG コンテンツを処理するときに ConvolvePixel に領域外読み取りエラーがあるため、アクセスできないメモリが SVG グラフィックコンテンツにコピーされる可能性があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、メモリコンテンツの漏洩、またはサービス拒否状態を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5465)

  - 再読み込みがトリガーされた際の data: text/html URL リダイレクトのデータを不適切に処理することに起因する、クロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性が存在します。これにより、再読み込みされた data: text/html ページのオリジンが誤って設定されます。
    認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、特別に細工されたリクエストを介してユーザーのブラウザセッションで任意のスクリプトコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5466)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、クリッピング領域の外にSkiaコンテンツをレンダリングするときにメモリ破損の問題があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5467)

リモートのWindowsホストにインストールされているMozilla Firefoxのバージョンは53より前です。したがって、次の脆弱性の影響を受けます: 

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、複数のバッファオーバーフロー状態が FLEX 生成コードに存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれらを悪用して、任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2016-6354、CVE-2017-5469）

  - IP アドレス文字列、空のベース名文字列、DNS パケットを処理するときの入力が不適切に検証されているため、ファイル evdns.c と evutil.c 内の Libevent ライブラリに複数の欠陥が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれらを悪用し、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行する可能性があります。
    (CVE-2016-10195, CVE-2016-10196, CVE-2016-10197)

  - 複数のメモリ破損の問題があるため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5429、CVE-2017-5430)

  - 入力テキスト選択にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあるため、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5432)

  - アニメーション要素を処理するときの SMIL アニメーション関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5433)

  - フォーカス処理をリダイレクトするときにメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5434)

  - エディターでトランザクション処理を実行するとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがデザインモードのインタラクションにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5435)

  - 特別に細工された Graphite フォントを処理するとき、Graphite 2 ライブラリに領域外書き込みエラーがあります。
    認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5436)

  - 解放されたハンドラーにより結果ハンドラーがホールドされているため、XSLT 処理中に nsAutoPtr() 関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5438)

  - XSLT 処理中にテンプレートパラメーターを処理するとき、nsTArray の Length() 関数にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5439)

  - XSLT コンテンツを処理するとき、txExecutionState デストラクターにメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5440)

  - スクロールイベント中に選択をホールドするとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5441)

  - DOM 要素のスタイルを変更するとき、メモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5442)

  - 不適切な形式の BinHex 形式のアーカイブをデコード中に領域外書き込みエラーがあり、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5443)

  - ユーザー指定入力が不適切に検証されているため、application/http-index-format 形式のコンテンツを解析中にバッファオーバーフロー状態があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、不適切な形式のデータを介して、領域外メモリコンテンツを漏えいさせる可能性があります。(CVE-2017-5444)

  - 初期化されていない値を使用して配列を作成する application/http-index-format 形式のコンテンツを解析するとき、nsDirIndexParser.cpp に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリコンテンツを漏洩させる可能性があります。（CVE-2017-5445）

  - 不適切な内容の DATA フレームを送信するサーバーへの HTTP/2 DATA 接続を処理するとき、領域外読み取りエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態またはメモリコンテンツの漏えいを引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5446)

  - テキストレイアウト中にグリフ幅を処理するとき、領域外読み取りエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態またはメモリコンテンツの漏洩を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5447)

  - ClearKeyDecryptor: : Decrypt() 関数 (ファイル ClearKeyDecryptionManager.cpp 内) において、Clearkey で暗号化されたメディアコンテンツを複合化する際の領域外の書き込みエラーが存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    この脆弱性は、Gecko Media Plugin (GMP) サンドボックスを回避するためにセカンダリメカニズムを使用できる場合にのみ悪用される可能性があります。(CVE-2017-5448)

  - 双方向の Unicode テキストを CSS アニメーションと組み合わせて処理するときに欠陥があるため、認証されていないリモートの攻撃者がサービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5449)

  - 特別に細工された「onblur」イベントの処理に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、特別に細工されたイベントを介して、アドレスバーを偽装し、読み込まれたサイトを実際に読み込まれたサイトと異なるもののように見せかける可能性があります。(CVE-2017-5451)

  - フィードの TITLE 要素の URL パラメーターが不適切にサニタイズされているため、RSS リーダーのプレビューページに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、TITLE要素を偽装する可能性があります。ただし、スクリプト化されたコンテンツは実行できません。(CVE-2017-5453)

  - FileSystemSecurity: : Forget() 関数 (ファイル FileSystemSecurity.cpp 内) において、File Picker を使用する際にパスのトラバーサルシーケンスを正しくサニタイズしないことに起因する脆弱性が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、サンドボックス内のファイルシステムアクセス保護をバイパスし、ローカルファイルシステムの任意のファイルを読み取る可能性があります。(CVE-2017-5454)

  - メッセージを処理するとき、内部フィードリーダー API に詳細不明な欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者が、サンドボックスプロセス内でコードをリモートから実行することが可能な別の脆弱性と組み合わせることができた場合、この脆弱性を悪用し、サンドボックスを回避して、昇格した権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-5455)

  - ファイルシステムのリクエストコンストラクターを IPC メッセージから使用するとき、Entries API に欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、サンドボックス内のファイルシステムアクセス保護をバイパスし、ローカルファイルシステムに対する読み書きのアクセス権を取得する可能性があります。
    (CVE-2017-5456)

  - 入力が不適切に検証されているため、アドレスバーに「javascript: 」URLをドラッグアンドドロップする際に、反射型クロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性が生じます。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、ユーザーのブラウザーセッションで任意のスクリプトコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5458)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、ウェブコンテンツを処理するときにバッファオーバーフロー状態が WebGL にあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5459)

  - ユーザーによって特別に細工されたスクリプトコンテンツとキー押下の組み合わせを処理するとき、フレーム選択にメモリ解放後使用 (use-after-free) エラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5460)

  - バッファに割り当てられているメモリが不十分なため、Base64 デコード処理中に Network Security Services (NSS) ライブラリに領域外書き込みエラーがあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5461)

  - 内部状態Vが正しくビットを伝送しないため、DRBG 番号の生成中に Network Security Services (NSS) ライブラリに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、予測可能な乱数生成を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2017-5462)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、アクセシビリティツリーの DOM コンテンツを変更するときに欠陥があり、DOM ツリーがアクセシビリティツリーと同期しなくなる可能性があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用してメモリを破損させ、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2017-5464)

  - SVG コンテンツを処理するときに ConvolvePixel に領域外読み取りエラーがあるため、アクセスできないメモリが SVG グラフィックコンテンツにコピーされる可能性があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、メモリコンテンツの漏洩、またはサービス拒否状態を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5465)

  - 再読み込みがトリガーされた際の data: text/html URL リダイレクトのデータを不適切に処理することに起因する、クロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性が存在します。これにより、再読み込みされた data: text/html ページのオリジンが誤って設定されます。
    認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、特別に細工されたリクエストを介してユーザーのブラウザセッションで任意のスクリプトコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5466)

  - 特定の入力が不適切に検証されているため、クリッピング領域の外にSkiaコンテンツをレンダリングするときにメモリ破損の問題があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5467)

  - プライベートブラウジング情報の所有権モデルが誤りであるため、開発ツールに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5468)

Firefoxの更新プログラムが、Red Hat Enterprise Linux 6で利用可能になりました。Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度最高と評価しています。詳細な重要度評価を示すCVSS（共通脆弱性評価システム）ベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに入手できます。Mozilla Firefoxは、オープンソースのWebブラウザーです。この更新プログラムで、Firefoxがバージョン52.1.0 ESRにアップグレードされます。セキュリティ修正プログラム：* 不正な形式のWebコンテンツの処理に、複数の欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを含むWebページが、Firefoxをクラッシュさせたり、Firefoxを実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。（CVE-2017-5429、CVE-2017-5432、CVE-2017-5433、CVE-2017-5434、CVE-2017-5435、CVE-2017-5436、CVE-2017-5437、CVE-2017-5438、CVE-2017-5439、CVE-2017-5440、CVE-2017-5441、CVE-2017-5442、CVE-2017-5443、CVE-2017-5444、CVE-2017-5445、CVE-2017-5446、CVE-2017-5447、CVE-2017-5448、CVE-2017-5449、CVE-2017-5459、CVE-2017-5460、CVE-2017-5464、CVE-2017-5465、CVE-2017-5469）Red Hatは、これらの問題を報告してくれたMozillaプロジェクトに感謝の意を表します。アップストリームは、Mozillaの開発者とコミュニティ、 Nils氏、Holger Fuhrmannek氏、Atte Kettunen氏、Huzaifa Sidhpurwala氏、Nicolas Gregoire氏、Chamal De Silva氏、Chun Han Hsiao氏、Ivan Fratric氏（Google Project Zero）、Trend MicroのZero Day Initiativeの匿名の方、Petr Cerny氏を最初の報告者として認めています。

Mozilla FirefoxがFirefox 52.1.0esrに更新されました。

次の脆弱性が修正されました(bsc#1035082)：

  - CVE-2017-5443：BinHexデコーディング中の領域外書き込み

  - CVE-2017-5429：Firefox 53、Firefox ESR 45.9、Firefox ESR 52.1で修正されたメモリの安全性のバグ

  - CVE-2017-5464：アクセシビリティとDOM操作によるメモリ破損

  - CVE-2017-5465：ConvolvePixelでの領域外読み取り

  - CVE-2017-5466：分離されたデータをリロードするときの生成元の取り違え：text/html URL

  - CVE-2017-5467：Skiaコンテンツを描画する際のメモリ破損

  - CVE-2017-5460：フレーム選択でのメモリ解放後使用

  - CVE-2017-5461：NSSのBase64エンコーディングでの境界外書き込み

  - CVE-2017-5448：ClearKeyDecryptorでの領域外書き込み

  - CVE-2017-5449：アニメーションによる双方向unicode操作中のクラッシュ

  - CVE-2017-5446：HTTP/2 DATAフレームが不正なデータと一緒に送信された場合の領域外読み取り

  - CVE-2017-5447：グリフ処理中の領域外読み取り

  - CVE-2017-5444：application/http-index-formatコンテンツの解析中のバッファオーバーフロー

現在のパッケージはESR 52ブランチに従っています：

  - デフォルトでプラグインサポートを有効にします

  - Service Workerはデフォルトで無効になります

  - プッシュ通知はデフォルトで無効になります

  - WebAssembly（wasm）が無効になっています

  - マルチプロセスアーキテクチャElectrolysis（e10s）が活用されていません

Versions of Mozilla Firefox prior to 53 are unpatched for the following vulnerabilities :

 - A use-after-free error exists that is related to certain text input selections. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5432)
 - A use-after-free error exists in the SMIL animation functions. The issue is triggered when handling animation elements. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5433)
 - A use-after-free error exists that is triggered when redirecting focus handling. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5434)
 - A use-after-free error exists that is triggered when processing transactions in the editor during design mode interactions. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5435)
 - A use-after-free error exists in the 'nsAutoPtr()' function that is triggered during XSLT processing. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5438)
 - A use-after-free error exists in the 'Length()' function in 'nsTArray' that is triggered when handling template parameters during XSLT processing. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5439)
 - A use-after-free error exists in the 'txExecutionState' destructor that is triggered during the processing of XSLT content. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5440)
 - A use-after-free error exists that is triggered when holding a selection during scroll events. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5441)
 - A use-after-free error exists that is triggered when changing styles in DOM elements. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5442)
 - An out-of-bounds write flaw exists that is triggered during the decoding of improperly formed BinHex format archives. This may allow a context-dependent attacker to potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5443)
 - An overflow condition exists that is triggered as certain input is not properly validated when parsing 'application/http-index-format' content. This may allow a context-dependent attacker to cause a buffer overflow, potentially allowing the execution of arbitrary code. (CVE-2017-5444)
 - A flaw exists in 'nsDirIndexParser.cpp' related to the use of uninitialized data. The issue is triggered when parsing 'application/http-index-format' content. This may allow a context-dependent attacker to disclose memory contents. (CVE-2017-5445)
 - An out-of-bounds read flaw exists that is triggered when handling HTTP/2 DATA connections that send DATA frames with incorrect data content. This may allow a context-dependent attacker to potentially disclose memory contents. (CVE-2017-5446)
 - An out-of-bounds read flaw exists that is triggered when processing glyph widths during text layouts. This may allow a context-dependent attacker to potentially disclose memory contents. (CVE-2017-5447)
 - An out-of-bounds write flaw exists in the 'ClearKeyDecryptor::Decrypt()' function in 'ClearKeyDecryptionManager.cpp' that is triggered when decrypting Clearkey-encrypted media content. This may allow a context-dependent attacker to potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5448)
 - A flaw exists that is triggered during the handling of bidirectional unicode text with CSS animations. This may allow a context-dependent attacker to potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5449)
 - A flaw exists that is triggered during the parsing of base domains that contain 'javascript: URI'. This may allow a context-dependent attacker to spoof a valid address bar. (CVE-2017-5450)
 - A flaw exists that is triggered during the handling of a specially crafted 'onblur' event. This may allow a context-dependent attacker to spoof a valid address bar. (CVE-2017-5451)
 - A flaw exists that is triggered when selecting an HTML editable page element while the existing location bar has been scrolled out of view. This may allow a context-dependent attacker to spoof a valid address bar. (CVE-2017-5452)
 - A flaw exists in the RSS reader preview page that is triggered as input supplied via URL parameters is not properly sanitized. This may allow a context-dependent attacker to spoof the 'TITLE' element. (CVE-2017-5453)
 - A flaw exists in the 'FileSystemSecurity::Forget()' function in 'FileSystemSecurity.cpp'. The issue is triggered as input containing path traversal style sequences (e.g. '../') is not properly sanitized when using the File Picker. This may allow a context-dependent attacker to bypass file system access protections and read arbitrary files from the local file system. (CVE-2017-5454)
 - An unspecified flaw exists in the internal feed reader APIs that is triggered when handling messages. This may allow a context-dependent attacker to bypass the sandbox. (CVE-2017-5455)
 - A flaw exists in the Entries API that is triggered when using a file system request constructor through an IPC message. This may allow a context-dependent attacker to bypass the file system access protections and gain read and write access to the local file system. (CVE-2017-5456)
 - A flaw exists that allows a reflected XSS attack. This flaw exists because the program does not validate input when dragging and dropping a 'javascript: URL' into the address bar. This may allow a context-dependent attacker to create a specially crafted request that will execute arbitrary script code in a user's browser session within the trust relationship between their browser and the server. (CVE-2017-5458)
 - An overflow condition exists in WebGL. The issue is triggered as certain input is not properly validated when handling web content. This may allow a context-dependent attacker to cause a buffer overflow, potentially allowing the execution of arbitrary code. (CVE-2017-5459)
 - A use-after-free error exists in frame selection that is triggered when handling a combination of malicious script content and key presses. This may allow a context-dependent attacker to dereference already freed memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5460)
 - An overflow condition exists in Base64 decoding. The issue is triggered as certain input is not properly validated. This may allow a context-dependent attacker to cause a buffer overflow, resulting in a denial of service or potentially allowing the execution of arbitrary code. (CVE-2017-5461)
 - A flaw exists in the DRBG number generation that is triggered as internal state V does not correctly carry bits over. This may result in potentially predictable random number generation. (CVE-2017-5462)
 - A flaw exists that is triggered during the handling of a specially crafted URL with android intents. This may allow a context-dependent attacker to spoof a valid address bar. (CVE-2017-5463)
 - A flaw exists that is triggered as certain input is not properly validated when making changes to DOM content in the accessibility tree. This may allow a context-dependent attacker to corrupt memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5464)
 - An out-of-bounds read flaw exists in 'ConvolvePixel' that is triggered when processing specially crafted SVG content. This may allow a context-dependent attacker to potentially disclose memory contents. (CVE-2017-5465)
 - A flaw exists that allows a cross-site scripting (XSS) attack. This flaw exists because the program does not validate input when handling 'data:text/html' URL redirects before returning it to users. This may allow a context-dependent attacker to create a specially crafted request that will execute arbitrary script code in a user's browser session within the trust relationship between their browser and the server. (CVE-2017-5466)
 - A flaw exists that is triggered as certain input is not properly validated when rendering Skia content outside of the bounds of a clipping region. This may allow a context-dependent attacker to corrupt memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5467)
 - A flaw exists in developer tools that is triggered as ownership models are incorrectly applied. This may allow a context-dependent attacker to cause a crash. (CVE-2017-5468)
 - Multiple overflow conditions exist in the FLEX generated code. The issue is triggered as certain input is not properly validated. This may allow a context-dependent attacker to cause a buffer overflow, potentially allowing the execution of arbitrary code. (CVE-2017-5469)
 - Multiple unspecified flaws exist that are triggered as certain input is not properly validated. This may allow a context-dependent attacker to corrupt memory and potentially execute arbitrary code. (CVE-2017-5429 ,CVE-2017-5430)

ID	Name	Product	Family	Published	Updated	Severity
99496	FreeBSD: mozilla -- 複数の脆弱性（5e0a038a-ca30-416d-a2f5-38cbf5e7df33）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	4/20/2017	1/16/2024	critical
99565	Oracle Linux 7：firefox（ELSA-2017-1106）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	4/21/2017	8/29/2025	critical
99572	RHEL 7：firefox（RHSA-2017:1106）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	4/21/2017	3/21/2025	critical
99626	Ubuntu 14.04LTS / 16.04LTS: Firefox の脆弱性 (USN-3260-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	4/24/2017	8/27/2024	critical
99629	Mozilla Firefox < 53の複数の脆弱性（macOS）	Nessus	MacOS X Local Security Checks	4/24/2017	1/16/2024	critical
99631	Mozilla Firefox ESR 52.x < 52.1の複数の脆弱性	Nessus	Windows	4/24/2017	1/16/2024	critical
99632	Mozilla Firefox < 53の複数の脆弱性	Nessus	Windows	4/24/2017	1/16/2024	critical
99570	RHEL 6：firefox（RHSA-2017:1104）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	4/21/2017	5/29/2020	critical
99649	openSUSEセキュリティ更新プログラム：Mozilla Firefox（openSUSE-2017-509）	Nessus	SuSE Local Security Checks	4/25/2017	1/19/2021	critical
700065	Mozilla Firefox < 53 Multiple Vulnerabilities	Nessus Network Monitor	Web Clients	4/21/2017	3/6/2019	high

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