Libvit 開発チームによる報告：

プールの場所にボリューム名を連結することにより、ユーザー指定のボリューム名で様々な virStorageVol* API が動作します。注意：ファイルシステムのディレクトリにあるストレージプールで　virStoragePoolListVolumes API を使用すると、そのディレクトリ内のボリュームのみが即座に一覧表示されます（サブディレクトリへのトラバーサルはありません）。ただし、virStorageVolCreateXML などの他の API は、潜在的なボリューム名に virStoragePoolListVolumes が返す可能性のあるボリュームの 1 つが表示されているかをチェックしていませんでした。これは、ボリューム名の中の「/」の使用を拒否していなかったためです。

ボリューム名がチェックされなかったため、ユーザーが「../../../etc/passwd」のような潜在的なボリューム名を指定し、ストレージプールに属していないファイルにアクセスしようとする可能性がありました。このため、細粒度のアクセスコントロールリスト（ACL）が有効な場合、storage_vol:create ACL 権限があるが domain:write 権限のないユーザーが、virStorageVolCreateXML、および類似の API を悪用し、本来は許可されていないファイルにアクセスする可能性があります。幸いなことに、情報を漏洩したり、ファイルを破損したりする可能性のある API のみが libvirtd に対する読み書き接続を必要とし、ACL が使用されていない場合（追加の構成を行っていない場合のデフォルト設定）、読み書きアクセスのあるユーザーはマシンに対するフルアクセスがあると既に見なすことができ、権限昇格がない限りセキュリティの問題はないようです。

libvirt のこの更新は、以下の問題を修正します：

- CVE-2015-5313：ディレクトリトラバーサル権限昇格の脆弱性。（boo#953110）

libvirt のこの更新は、以下の問題を修正します：

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

libvirt が更新され、1 つのセキュリティ問題といくつかのセキュリティ以外の問題が修正されました。

以下のセキュリティの問題が修正されました。

- CVE-2015-0236：libvirt によって、認証されたリモートのユーザーが、細工された（1）virDomainSnapshotGetXMLDesc インターフェイスへのスナップショット、または（2） image to the virDomainSaveImageGetXMLDesc インターフェイスへの画像と共に VIR_DOMAIN_XML_SECURE フラグを使って VNC パスワードを取得できました。
 （bsc#914693）

- CVE-2015-5313：パストラバーサルの脆弱性によって、libvirtd プロセスが、root 権限を使ってファイルシステムに任意のファイルを書き込むことができました（bsc#953110）

以下のセキュリティ以外の問題が修正されました：

- bsc#948686：起動しているドメインに PAUSED 状態を使用。

- bsc#903757：libxl で nodeGetSecurityModel 実装を提供。

- bsc#938228：ドライバーがテープまたはファイルではない場合に、ディスクタイプを BLOCK に設定。

- bsc#948516：profile_status を修正して、エラーと制限されないドメインを区別。

- bsc#936524： lxc コンテナをダイレクトインターフェイスで開始するエラーを修正。

- bsc#921555：PCI hostdev に対して apparmor が生成するプロファイルを修正。

- bsc#899334：systemd TerminateMachine に追加の upstream 修正を含めます。

- bsc#921586：/etc/libvirt/qemu.conf　のセキュリティドライバーのデフォルト設定を修正。

- bsc#921355：多数の QEMU apparmor 抽象化の問題を修正。

- bsc#911737：セキュリティラベルが自動的に設定されない場合のための追加修正。

- bsc#914297：SMT サーバーの URL の設定を SCC の代わりに使用することを許可。

- bsc#904432：ルート定義の変更をバックポート。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

libvirt が、デーモンの再起動時にブリッジネットワークのファイヤーウォールルールを誤って処理することが判明しました。この結果、意図しないファイヤーウォール構成になる可能性があります。この問題の影響を受けるのはUbuntu 12.04 LTSのみです。（CVE-2011-4600）

Peter Krempa 氏は、特定の ACL チェックが失敗したときに libvirt がロックを誤って処理することを発見しました。ローカルの攻撃者が、この問題を利用して、libvirt の応答を停止し、サービス拒否を引き起こす可能性があります。
この問題の影響を受けるのはUbuntu 14.04 LTSのみです。（CVE-2014-8136）

Luyao Huang 氏は、libvirt がスナップショットおよび画像ファイルの VNC パスワードを誤って処理することを発見しました。認証されたリモートユーザーが、この問題を利用して、VNC パスワードを取得する可能性があります。この問題の影響を受けるのは、Ubuntu 14.04 LTSのみです。（CVE-2015-0236）

Han Han 氏は、libvirt が、NFS で使用された場合のボリューム作成の失敗を誤って処理することを発見しました。認証されたリモートユーザーがこの問題を利用して、libvirt をクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こす可能性があります。
この問題が当てはまるのは、Ubuntu 15.10のみです。（CVE-2015-5247）

Ossi Herrala 氏および Joonas Kuorilehto 氏は、libvirt がストレージプール名の検証を誤って実行することを発見しました。認証されたリモートユーザーがこの問題を利用して、ACL をバイパスし、意図しないファイルへのアクセス権を取得する可能性があります。この問題により影響を受けるのは、Ubuntu 14.04 LTS、Ubuntu 15.04、および Ubuntu 15.10 のみです。(CVE-2015-5313)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックをUbuntuセキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

此 libvirt 更新可修正下列問題：

請注意，Tenable Network Security 已直接從 SUSE 安全性公告擷取前置描述區塊。Tenable 已盡量在不造成其他問題的前提下，嘗試自動清理並將其格式化。

Libvit 開發團隊報告：

多種 virStorageVol* API 將磁碟區名稱串連至集區位置，藉以針對使用者提供的磁碟區名稱運作。請注意，virStoragePoolListVolumes API 在檔案系統中的目錄所備份之儲存集區上使用時，僅會立即列出該目錄中的磁碟區 (沒有遊走到子目錄中)。不過，其他 API (例如 virStorageVolCreateXML) 不會檢查潛在的磁碟區名稱是否代表 virStoragePoolListVolumes 可能傳回的其中一個磁碟區；因為這些 API 不會拒絕在磁碟區名稱中使用 ‘/’。

因為沒有針對磁碟區名稱進行檢查，所以使用者可以提供一個潛在的磁碟區名稱 (例如 ‘../../../etc/passwd’)，以嘗試存取不屬於儲存集區的檔案。當微調的存取控制清單 (ACL) 生效時，具有 storage_vol:create ACL 權限，但缺乏 domain:write 權限的使用者可能會濫用 virStorageVolCreateXML 和類似的 API，取得一般不允許該使用者之檔案的存取權。幸好，似乎只有可能會洩漏資訊或損毀檔案的 API 需要 libvirtd 的讀寫連線；而且當 ACL 不在使用中 (預設不含其他任何組態) 時，可能已將擁有讀寫存取權的使用者視為對機器擁有完整存取權，因此，沒有權限提升，就沒有安全性問題。

此 libvirt 更新可修正下列問題：

- CVE-2015-5313：目錄遊走權限提升弱點。(boo#953110)

libvirt 已更新，修正了一個安全性問題和數個非安全性問題。

已修正此安全性問題：

- CVE-2015-0236：libvirt 允許經驗證的遠端使用者使用含有 (1) virDomainSnapshotGetXMLDesc 介面的特製快照或 (2) virDomainSaveImageGetXMLDesc 介面的特製映像之 VIR_DOMAIN_XML_SECURE 旗標，藉此取得 VNC 密碼。
 (bsc#914693)

- CVE-2015-5313：路徑遊走弱點允許 libvirtd 處理程序將任意檔案寫入使用 root 權限的檔案系統中 (bsc#953110)

已修正下列非安全性問題：

- bsc#948686：針對啟動中的網域使用 PAUSED 狀態。

- bsc#903757：在 libxl 中提供 nodeGetSecurityModel 實作。

- bsc#938228：驅動程式不是 tap 或 file　時，將磁碟類型設為 BLOCK。

- bsc#948516：修正 profile_status 以辨別錯誤和不受限制的網域。

- bsc#936524：修正以直接介面啟動 lxc 容器時發生的錯誤。

- bsc#921555：修正 apparmor 針對 PCI hostdev 產生的設定檔。

- bsc#899334：納入 systemd TerminateMachine 的其他上游修正。

- bsc#921586：修正 /etc/libvirt/qemu.conf 中的安全性驅動程式預設設定。

- bsc#921355：修正數個 QEMU apparmor 擷取問題。

- bsc#911737：針對安全性標籤未自動設定情形的其他修正。

- bsc#914297：允許設定 SMT 伺服器的 URL 並用來取代 SCC。

- bsc#904432：反向移植路由定義變更。

請注意，Tenable Network Security 已直接從 SUSE 安全性公告擷取前置描述區塊。Tenable 已盡量在不造成其他問題的前提下，嘗試自動清理並將其格式化。

據發現，重新啟動程序時，libvirt 未正確處理橋接器網路中的防火牆規則。這可導致非預定防火牆組態。此問題僅適用於 Ubuntu 12.04 LTS。(CVE-2011-4600)

Peter Krempa 發現，特定 ACL 檢查失敗時，libvirt 未正確處理鎖定。本機攻擊者可利用此問題造成 libvirt 停止回應，進而導致拒絕服務。
此問題僅適用於 Ubuntu 14.04 LTS。(CVE-2014-8136)

Luyao Huang 發現，libvirt 未正確處理快照與影像檔案中的 VNC 密碼。經驗證的遠端使用者可能利用此問題取得 VNC 密碼。這個問題只會影響 Ubuntu 14.04 LTS。(CVE-2015-0236)

Han Han 發現，與 NFS 搭配使用時，libvirt 未正確處理磁碟區建立失敗。經驗證的遠端使用者可利用此問題造成 libvirt 損毀，進而導致拒絕服務。
此問題只會影響 Ubuntu 15.10。(CVE-2015-5247)

Ossi Herrala 和 Joonas Kuorilehto 發現，libvirt 未正確執行儲存集區名稱驗證。經驗證的遠端使用者可利用此問題繞過 ACL，並取得非預定檔案的存取權。此問題僅適用 Ubuntu 14.04 LTS、Ubuntu 15.04 和 Ubuntu 15.10。(CVE-2015-5313)

請注意，Tenable Network Security 已直接從 Ubuntu 安全性公告擷取前述描述區塊。Tenable 已盡量在不造成其他問題的前提下，嘗試自動清理並將其格式化。

ID	Name	Product	Family	Published	Updated	Severity
87515	FreeBSD：libvirt -- ../ を使用してストレージプールを超えてアクセスする ACL バイパス（f714b4c9-a6c1-11e5-88d7-047d7b492d07）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	12/21/2015	1/6/2021	low
88160	openSUSE セキュリティ更新：libvirt（openSUSE-2016-77）	Nessus	SuSE Local Security Checks	1/26/2016	1/19/2021	low
90346	SUSE SLED11/SLES11 セキュリティ更新：libvirt（SUSE-SU-2016:0931-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	4/5/2016	1/6/2021	low
88560	SUSE SLED12/SLES12 セキュリティ更新：libvirt（SUSE-SU-2016:0304-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2/3/2016	1/6/2021	low
87888	Ubuntu 14.04 LTS: libvirt の脆弱性 (USN-2867-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	1/13/2016	9/3/2025	medium
90346	SUSE SLED11 / SLES11 安全性更新：libvirt (SUSE-SU-2016:0931-1)	Nessus	SuSE Local Security Checks	4/5/2016	1/6/2021	low
87515	FreeBSD：libvirt -- 使用 ../ 存取超出儲存集區範圍時發生 ACL 繞過 (f714b4c9-a6c1-11e5-88d7-047d7b492d07)	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	12/21/2015	1/6/2021	low
88160	openSUSE 安全性更新：libvirt (openSUSE-2016-77)	Nessus	SuSE Local Security Checks	1/26/2016	1/19/2021	low
88560	SUSE SLED12 / SLES12 安全性更新：libvirt (SUSE-SU-2016:0304-1)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2/3/2016	1/6/2021	low
87888	Ubuntu 14.04 LTS：libvirt 弱點 (USN-2867-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	1/13/2016	9/3/2025	medium

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