* bind マウントの内部にソースがあり外部にはディスティネーションがある名前変更操作を、Linux カーネルのファイルシステム実装が処理する方法で欠陥が見つかりました。コンテナ内の特権ユーザーがこの欠陥を悪用し、bind のマウントを回避したり、システム上での権限を昇格する恐れがあります。
（CVE-2015-2925、重要度高）

* オブジェクトをグローバルに可視的なリストに挿入する前の権限チェックに使用される IPC オブジェクト構造において、 Linux カーネルの IPC サブシステムが特定のフィールドを初期化する方法で、競合状態欠陥が見つかりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システム上で権限を昇格させる恐れがあります。
（CVE-2015-7613、重要度高）

* ユーザー空間に対するレポーティングエミュレーションの失敗が、ローカル（CVE-2014-7842）または L2->L1（CVE-2010-5313）のどちらかのサービス拒否を引き起こす恐れがあることが分かりました。ローカルのサービス拒否の場合、攻撃者が I/O ポートにアクセス可能であったか、MMIP エリアにアクセスしたに違いありません。（CVE-2010-5313、CVE-2014-7842、重要度中）

* RIP を変更する命令をエミュレートする際（ブランチや呼び出しなど）、Linux カーネルの KVM サブシステムが非標準アドレスを処理する方法に欠陥が見つかりました。I/O または MMIO 領域へのアクセス権を持つゲストユーザーがこの欠陥を悪用して、ゲストをクラッシュさせる恐れがあります。
（CVE-2014-3647、重要度中）

* Linux カーネルメモリリソースコントローラー（memcg）の OOM（メモリ不足）状態の処理により、デッドロックが発生する可能性があることが判明しました。攻撃者がこの欠陥を悪用して、システムをロックアップさせる可能性があります。
（CVE-2014-8171、重要度中）

* chown および execve システムコールの間に、競合状態の欠陥が見つかりました。ローカルの権限のないユーザーがこの欠陥を利用して、システム上で権限を昇格させる恐れがあります。（CVE-2015-3339、重要度中）

* Linux カーネルの TTY サブシステムが tty シャットダウンフェーズを処理する方法に、欠陥が発見されました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システムでサービス拒否を引き起こす可能性があります。（CVE-2015-4170、重要度中）

* SCTP 実装に、NULL ポインターデリファレンスの欠陥が見つかりました。ローカルユーザーがこの欠陥を悪用し、システムに SCTP モジュールがロードされていない間にパラレルで複数ソケットを作成する際、カーネルパニックを発生させることでシステム上でサービス拒否を引き起こす恐れがあります。（CVE-2015-5283、重要度中）

* Linux カーネルの perf サブシステムが PowerPC システム上でユーザーレベルのスタックトレースを取得する方法に、欠陥が見つかりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システムでサービス拒否を引き起こす可能性があります。（CVE-2015-6526、重要度中）

* Linux カーネルの Crypto サブシステムがカーネルモジュールの自動ローディングを処理する方法に、欠陥が見つかりました。ローカルユーザーがこの欠陥を悪用し、インストールされたカーネルモジュールをロードし実行中のカーネルの攻撃表面を増加させる恐れがあります。（CVE-2013-7421、CVE-2014-9644、重要度低）

* Linux カーネルがコンテキスト切り替え中に特定のセグメントレジスタとスレッドローカルストレージ（TLS）を変更する方法に、情報漏洩の欠陥が見つかりました。ローカルの権限のないユーザーが、この欠陥を悪用し、任意プロセスのユーザー空間の TLS ベースアドレスを漏洩させる可能性があります。
（CVE-2014-9419、重要度低）

* Linux カーネル KVM サブシステムの sysenter 命令エミュレーションが十分でないことが判明しました。権限のないゲストユーザーがこの欠陥を利用して、ゲスト OS が SYSENTER モデル固有レジスタ（MSR）を初期化しなかった場合、ハイパーバイザーを騙して、16 ビットモードで SYSENTER 命令をエミュレートさせることで、権限を昇格することが可能です。注：KVM を持つ Scientific Linux の認定されたゲストオペレーティングシステムは、SYSENTER MSR を初期化するため、 KVM ハイパーバイザー上で実行している場合はこの問題に対して脆弱ではありません。（CVE-2015-0239、重要度低）

* Linux カーネルが kexec 操作の実行後に securelevel 機能を処理する方法に、欠陥が見つかりました。ローカルの攻撃者がこの欠陥を悪用し、securelevel/secureboot コンビネーションのセキュリティメカニズムをバイパスする恐れがあります。（CVE-2015-7837、重要度低）

複数のセキュリティ問題といくつかのバグを修正し、多様な強化機能を追加する更新済みの kernel-rt パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 7 で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

kernel-rt パッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

* bind マウントの内部にソースがあり外部にはディスティネーションがある名前変更操作を、Linux カーネルのファイルシステム実装が処理する方法で欠陥が見つかりました。コンテナ内の特権ユーザーがこの欠陥を悪用し、bind のマウントを回避したり、システム上での権限を昇格する恐れがあります。
（CVE-2015-2925、重要度高）

* オブジェクトをグローバルに可視的なリストに挿入する前の権限チェックに使用される IPC オブジェクト構造において、 Linux カーネルの IPC サブシステムが特定のフィールドを初期化する方法で、競合状態欠陥が見つかりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システム上で権限を昇格させる恐れがあります。
（CVE-2015-7613、重要度高）

* Linux カーネルメモリリソースコントローラー（memcg）の OOM（メモリ不足）状態の処理により、デッドロックが発生する可能性があることが判明しました。OOM イベント中に単一のメモリに制約されている cgroup 内で新しいプロセスを継続的に生成できる攻撃者が、この欠陥を利用し、システムをロックアップする可能性があります。（CVE-2014-8171、重要度中）

* chown および execve システムコールの間に、競合状態の欠陥が見つかりました。setuid ユーザーバイナリの所有者をルートに変更したとき、競合状態が瞬間的にバイナリ setuid をルートにする可能性があります。ローカルの権限のないユーザーがこの欠陥を利用して、システム上で権限を昇格させる恐れがあります。（CVE-2015-3339、重要度中）

* Linux カーネルの TTY サブシステムが tty シャットダウンフェーズを処理する方法に、欠陥が発見されました。ローカルの権限のないユーザーが、この欠陥を利用して、tty シャットダウン中に ldisc ロックに対する参照を保持することで、システムでサービス拒否を引き起こし、デッドロックを発生させる可能性があります。
（CVE-2015-4170、重要度中）

* SCTP 実装に、NULL ポインターデリファレンスの欠陥が見つかりました。ローカルユーザーがこの欠陥を悪用し、システムに SCTP モジュールがロードされていない間にパラレルで複数ソケットを作成する際、カーネルパニックを発生させることでシステム上でサービス拒否を引き起こす恐れがあります。（CVE-2015-5283、重要度中）

* Linux カーネルの Crypto サブシステムがカーネルモジュールの自動ローディングを処理する方法に、欠陥が見つかりました。ローカルユーザーがこの欠陥を悪用し、インストールされたカーネルモジュールをロードし実行中のカーネルの攻撃表面を増加させる恐れがあります。（CVE-2013-7421、CVE-2014-9644、重要度低）

* Linux カーネルがコンテキスト切り替え中に特定のセグメントレジスタとスレッドローカルストレージ（TLS）を変更する方法に、情報漏洩の欠陥が見つかりました。ローカルの権限のないユーザーが、この欠陥を悪用し、任意プロセスのユーザー空間の TLS ベースアドレスを漏洩させる可能性があります。
（CVE-2014-9419、重要度低）

* Linux カーネルが kexec 操作の実行後に securelevel 機能を処理する方法に、欠陥が見つかりました。ローカルの攻撃者がこの欠陥を悪用し、securelevel/secureboot コンビネーションのセキュリティメカニズムをバイパスする恐れがあります。（CVE-2015-7837、重要度低）

Red Hat は、CVE-2015-7837 の問題を報告してくれた HP の Linn Crosetto 氏に感謝の意を表します。CVE-2015-5283 の問題は、Red Hat エンジニアリングの Ji Jianwen 氏により発見されました。

kernel-rt パッケージが、バージョン 3.10.0-326.rt56.204 にアップグレードされています。これにより、多数のバグ修正と拡張機能が提供されます。（BZ#1201915、BZ#1211724）

また、この更新では複数のバグが修正され、多数の拡張機能が追加されます。
これらの変更のうち、最も重要な変更に関する情報については、次の Red Hat Knowledge Base の記事を参照してください：

https://access.redhat.com/articles/2055783

kernel-rt の全ユーザーは、これらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正し、これらの拡張機能を追加することが推奨されます。この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

* 異なるセキュリティコンテキストで実行可能なものを起動するユーティリティである seunshare が、libcap-ng ライブラリの capng_lock 機能性を使用する方法で、欠陥が見つかりました。中でも、setuid() のシステムコールが、バイナリのプロセス権限をドロップする際に、保存された set-user-ID を設定することに依存して、 suid ルートバイナリが後続して呼び出されることも挙げられます。これにより、権限のないローカルユーザーが、システムの権限を昇格する可能性があります。注：この問題の修正は、全体の修正のうちのカーネル部分にあたり、 PR_SET_NO_NEW_PRIVS 機能性と、関連する SELinux exec 変換サポートをを導入します。（CVE-2014-3215、重要度高）

* INIT 衝突中に、Linux カーネルの SCTP 実装が認証キー参照カウントを処理する方法で、use-after-free の欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、システムをクラッシュすることや、システム上の自身の権限を昇格する可能性があります。
（CVE-2015-1421、重要度高）

Linux カーネルの KVM 実装で、ホスト CR4 コントロールレジスタの値が、同じ仮想 CPU の VM エントリ間で変化しないことが確約できないことが判明しました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システムでサービス拒否を引き起こす可能性があります。
（CVE-2014-3690、重要度中）

* Linux カーネルの perf サブシステムの syscall トレース機能に、領域外メモリアクセスの欠陥が見つかりました。ローカルの権限のないユーザーがこの欠陥を悪用して、システムをクラッシュさせることが可能でした。
（CVE-2014-7825、重要度中）

* Linux カーネルの ftrace サブシステムの syscall トレース機能に、領域外メモリアクセスの欠陥が見つかりました。ftrace syscall トレースが有効なシステムで、ローカルの権限のないユーザーがこの欠陥を利用して、システムをクラッシュさせたり、権限を昇格する可能性があります。
（CVE-2014-7826、重要度中）

* Linux カーネルメモリリソースコントローラー（memcg）の OOM（メモリ不足）状態の処理により、デッドロックが発生する可能性があることが判明しました。OOM イベント中に、単一メモリ制約のある cgroup 内で新しいプロセスを継続的に生成できる攻撃者が、この欠陥を利用し、システムをロックアップする可能性があります。（CVE-2014-8171、重要度中）

* Linux カーネルキーの管理サブシステムがキーガベージコレクションを行う方法に、競合状態の欠陥が見つかりました。ローカルの攻撃者が、ガベージを収集する際にキーにアクセスしようと試みて、システムをクラッシュさせる可能性があります。（CVE-2014-9529、重要度中）

* TechnoTrend/Hauppauge DEC USB デバイスドライバーに、スタックベースのバッファオーバーフローの欠陥が見つかりました。対応するデバイスに書き込みアクセス権があるローカルユーザーが、この欠陥を利用して、カーネルをクラッシュさせたり、システム上で権限を昇格したりする可能性があります。
（CVE-2014-8884、重要度低）

* Linux カーネルの ISO9660 ファイルシステムの実装が RockRidge Extension Reference（ER）レコードを使って ISO9660 イメージのデータにアクセスする方法で、情報漏洩の欠陥が見つかりました。システムへ物理的にアクセスできる攻撃者が、この欠陥を利用し、カーネルメモリを最大 255 バイトまで漏洩させる可能性があります。（CVE-2014-9584、重要度低）

この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

複数のセキュリティ問題およびいくつかのバグを修正する、更新済みのkernelパッケージがRed Hat Enterprise Linux 6で現在利用可能です。

Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高と評価しています。詳細な重要度の評価を提供するCommon Vulnerability Scoring System（CVSS）のベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに確認できます。

kernelパッケージにはLinuxオペレーティングシステムのコアであるLinuxカーネルが含まれています。

* 異なるセキュリティコンテキストで実行可能なものを起動するユーティリティである seunshare が、libcap-ng ライブラリの capng_lock 機能性を使用する方法で、欠陥が見つかりました。中でも、setuid() のシステムコールが、バイナリのプロセス権限をドロップする際に、保存された set-user-ID を設定することに依存して、 suid ルートバイナリが後続して呼び出されることも挙げられます。これにより、権限のないローカルユーザーが、システムの権限を昇格する可能性があります。注：この問題の修正は、全体の修正のうちのカーネル部分にあたり、 PR_SET_NO_NEW_PRIVS機能性と、関連するSELinux exec変換サポートを導入します。（CVE-2014-3215、重要度高）

* INIT 衝突中に、Linux カーネルの SCTP 実装が認証キー参照カウントを処理する方法で、use-after-free の欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、システムをクラッシュすることや、システム上の自身の権限を昇格する可能性があります。
（CVE-2015-1421、重要度高）

Linux カーネルの KVM 実装で、ホスト CR4 コントロールレジスタの値が、同じ仮想 CPU の VM エントリ間で変化しないことが確約できないことが判明しました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システムでサービス拒否を引き起こす可能性があります。
（CVE-2014-3690、重要度中）

* Linux カーネルの perf サブシステムの syscall トレース機能に、領域外メモリアクセスの欠陥が見つかりました。ローカルの権限のないユーザーがこの欠陥を悪用して、システムをクラッシュさせる可能性があります。
（CVE-2014-7825、重要度中）

* Linux カーネルの ftrace サブシステムの syscall トレース機能に、領域外メモリアクセスの欠陥が見つかりました。ftrace syscall トレースが有効なシステムで、ローカルの権限のないユーザーがこの欠陥を利用して、システムをクラッシュさせたり、権限を昇格する可能性があります。
（CVE-2014-7826、重要度中）

* Linux カーネルメモリリソースコントローラー（memcg）の OOM（メモリ不足）状態の処理により、デッドロックが発生する可能性があることが判明しました。OOMイベント中に単一のメモリに制約されているcgroup内で新しいプロセスを継続的に生成できる攻撃者が、この欠陥を利用し、システムをロックアップする可能性があります。（CVE-2014-8171、重要度中）

* Linux カーネルキーの管理サブシステムがキーガベージコレクションを行う方法に、競合状態の欠陥が見つかりました。ローカルの攻撃者が、ガベージを収集する際にキーにアクセスしようと試みて、システムをクラッシュさせる可能性があります。（CVE-2014-9529）

* TechnoTrend/Hauppauge DEC USB デバイスドライバーに、スタックベースのバッファオーバーフローの欠陥が見つかりました。対応するデバイスに書き込みアクセス権があるローカルユーザーが、この欠陥を利用して、カーネルをクラッシュさせたり、システム上で権限を昇格したりする可能性があります。
（CVE-2014-8884、重要度低）

* Linux カーネルの ISO9660 ファイルシステムの実装が RockRidge Extension Reference（ER）レコードを使って ISO9660 イメージのデータにアクセスする方法で、情報漏洩の欠陥が見つかりました。システムへ物理的にアクセスできる攻撃者が、この欠陥を利用し、カーネルメモリを最大255バイトまで漏洩させる可能性があります。（CVE-2014-9584、重要度低）

Red Hatは、Andy Lutomirski氏がCVE-2014-3215とCVE-2014-3690を、Robert Swiecki氏がCVE-2014-7825とCVE-2014-7826を、およびCarl Henrik Lunde氏がCVE-2014-9584を報告してくれたことに感謝の意を表します。CVE-2015-1421 の問題が、 Red Hat の Sun Baoliang 氏により発見されました。

この更新は、いくつかのバグも修正します。これらの変更に関するドキュメントは、「参照」セクションにリンクされているテクニカルノートのドキュメントから参照できます。

カーネルの全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

複数のセキュリティの問題を修正し、数百のバグを修正し、非常に多くの強化を実装する、更新済みのカーネルのパッケージが、 Red Hat Enterprise Linux バージョン 7 の継続サポートおよびメンテナスの一部として現在利用可能です。これは 2 回目の定期更新です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

カーネルパッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

* bind マウントの内部にソースがあり外部にはディスティネーションがある名前変更操作を、Linux カーネルのファイルシステム実装が処理する方法で欠陥が見つかりました。コンテナ内の特権ユーザーがこの欠陥を悪用し、bind のマウントを回避したり、システム上での権限を昇格する恐れがあります。
（CVE-2015-2925、重要度高）

* オブジェクトをグローバルに可視的なリストに挿入する前の権限チェックに使用される IPC オブジェクト構造において、 Linux カーネルの IPC サブシステムが特定のフィールドを初期化する方法で、競合状態欠陥が見つかりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システム上で権限を昇格させる恐れがあります。
（CVE-2015-7613、重要度高）

* ユーザー空間に対するレポーティングエミュレーションの失敗が、ローカル（CVE-2014-7842）または L2->L1（CVE-2010-5313）のどちらかのサービス拒否を引き起こす恐れがあることが分かりました。ローカルのサービス拒否の場合、攻撃者が I/O ポートにアクセス可能であったか、MMIP エリアにアクセスしたに違いありません。（CVE-2010-5313、CVE-2014-7842、重要度中）

* RIP を変更する命令をエミュレートする際（ブランチや呼び出しなど）、Linux カーネルの KVM サブシステムが非標準アドレスを処理する方法に欠陥が見つかりました。I/O または MMIO 領域へのアクセス権を持つゲストユーザーがこの欠陥を悪用して、ゲストをクラッシュさせる恐れがあります。
（CVE-2014-3647、重要度中）

* Linux カーネルメモリリソースコントローラー（memcg）の OOM（メモリ不足）状態の処理により、デッドロックが発生する可能性があることが判明しました。攻撃者がこの欠陥を悪用して、システムをロックアップさせる可能性があります。
（CVE-2014-8171、重要度中）

* chown および execve システムコールの間に、競合状態の欠陥が見つかりました。ローカルの権限のないユーザーがこの欠陥を利用して、システム上で権限を昇格させる恐れがあります。（CVE-2015-3339、重要度中）

* Linux カーネルの TTY サブシステムが tty シャットダウンフェーズを処理する方法に、欠陥が発見されました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システムでサービス拒否を引き起こす可能性があります。（CVE-2015-4170、重要度中）

* SCTP 実装に、NULL ポインターデリファレンスの欠陥が見つかりました。ローカルユーザーがこの欠陥を悪用し、システムに SCTP モジュールがロードされていない間にパラレルで複数ソケットを作成する際、カーネルパニックを発生させることでシステム上でサービス拒否を引き起こす恐れがあります。（CVE-2015-5283、重要度中）

* Linux カーネルの perf サブシステムが PowerPC システム上でユーザーレベルのスタックトレースを取得する方法に、欠陥が見つかりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、システムでサービス拒否を引き起こす可能性があります。（CVE-2015-6526、重要度中）

* Linux カーネルの Crypto サブシステムがカーネルモジュールの自動ローディングを処理する方法に、欠陥が見つかりました。ローカルユーザーがこの欠陥を悪用し、インストールされたカーネルモジュールをロードし実行中のカーネルの攻撃表面を増加させる恐れがあります。（CVE-2013-7421、CVE-2014-9644、重要度低）

* Linux カーネルがコンテキスト切り替え中に特定のセグメントレジスタとスレッドローカルストレージ（TLS）を変更する方法に、情報漏洩の欠陥が見つかりました。ローカルの権限のないユーザーが、この欠陥を悪用し、任意プロセスのユーザー空間の TLS ベースアドレスを漏洩させる可能性があります。
（CVE-2014-9419、重要度低）

* Linux カーネル KVM サブシステムの sysenter 命令エミュレーションが十分でないことが判明しました。権限のないゲストユーザーがこの欠陥を利用して、ゲスト OS が SYSENTER モデル固有レジスタ（MSR）を初期化しなかった場合、ハイパーバイザーを騙して、16 ビットモードで SYSENTER 命令をエミュレートさせることで、権限を昇格することが可能です。注：KVM を持つ Red Hat Enterprise Linux の認定されたゲストオペレーティングシステムは、SYSENTER MSR を初期化するため、 KVM ハイパーバイザー上で実行している場合はこの問題に対して脆弱ではありません。
（CVE-2015-0239、重要度低）

* Linux カーネルが kexec 操作の実行後に securelevel 機能を処理する方法に、欠陥が見つかりました。ローカルの攻撃者がこの欠陥を悪用し、securelevel/secureboot コンビネーションのセキュリティメカニズムをバイパスする恐れがあります。（CVE-2015-7837、重要度低）

遠端 Oracle Linux 7 主機中安裝的套件受到 ELSA-2015-2152 公告中提及的多個弱點影響。

  在 3.18.5 之前的 Linux 核心中，Crypto API 允許本機使用者透過 AF_ALG 通訊端 (salg_name 欄位包含模組名稱) 的繫結系統呼叫來載入任意核心模組，此弱點不同於 CVE-2014-9644。(CVE-2013-7421)

  在 3.18.5 之前的 Linux 核心中，Crypto API 允許本機使用者透過 AF_ALG 通訊端 (salg_name 欄位包含帶有括弧的模組範本表運算式，如 vfat(aes) 運算式所示) 的繫結系統呼叫來載入任意核心模組，此弱點不同於 CVE-2013-7421。
    (CVE-2014-9644)

  - Linux 核心中的記憶體資源控制器 (即 memcg) 允許本機使用者在記憶體受限的 cgroup 中衍生新處理程序，進而引致拒絕服務 (鎖死)。(CVE-2014-8171)

  - 在 3.18.1 版及其之前版本的 Linux 核心中，arch/x86/kernel/process_64.c 的 __switch_to 函式會在不確定執行緒區域儲存區 (TLS) 描述符號是否已載入的情況下，即繼續執行其他步驟，導致本機使用者可更容易透過特製的應用程式讀取 TLS 基底位址，進而繞過 ASLR 保護機制。(CVE-2014-9419)

  在 3.18.5 版之前的 Linux 核心中，當來賓 OS 缺少 SYSENTER MSR 初始化時，arch/x86/kvm/emulate.c 中的 em_sysenter 函式會透過觸發針對 SYSENTER 指令的模擬使用 16 位元程式碼區段，允許來賓 OS 使用者取得來賓 OS 權限，或引致拒絕服務 (來賓 OS 當機)。(CVE-2015-0239)

  在 3.19.6 之前的 Linux 核心中，fs/exec.c 所用的 prepare_binprm 函式有爭用情形，會讓本機使用者在 chown 至 root 進行中且擁有權已變更但尚未去除 setuid 位元的時間點執行 setuid 程式，從而取得權限。(CVE-2015-3339)

  在 2.6.38 版之前的 Linux 核心中，arch/x86/kvm/x86.c 中存在爭用情形，L2 客體 OS 使用者可藉此透過會觸發 L2 模擬失敗報告的特別建構指示，引致拒絕服務 (L1 客體 OS 當機)，此問題與 CVE-2014-7842 類似。(CVE-2010-5313)

  在 3.17.2 版及其之前版本的 Linux 核心中，KVM 子系統中的 arch/x86/kvm/emulate.c 未正確執行 RIP 變更，來賓 OS 使用者可以透過特製的應用程式，引致拒絕服務 (來賓 OS 當機)。(CVE-2014-3647)

  在 3.17.4 版之前的 Linux 核心中，arch/x86/kvm/x86.c 中存在爭用情形，客體 OS 使用者可藉此透過執行 MMIO 交易或 PIO 交易的特別建構應用程式，觸發客體使用者空間模擬錯誤報告，進而造成拒絕服務 (客體 OS 當機)；此問題與 CVE-2010-5313 類似。
    (CVE-2014-7842)

  在 4.2.4 版之前的 Linux 核心中，fs/dcache.c 的 prepend_path 函式未正確處理 bind 掛載內的重新命名動作，其允許本機使用者透過重新命名目錄，進而繞過預定的容器保護機制；此問題與「double-chroot 攻擊」有關。(CVE-2015-2925)

  - 在 3.13-rc4-next-20131218 之前的 Linux 核心中，drivers/tty/tty_ldsem.c 的 ldsem_cmpxchg 函式存在爭用情形，允許本機使用者在關閉之前的 tty 執行緒時建立新 tty 執行緒，從而引致拒絕服務 (ldsem_down_read 和 ldsem_down_write 鎖死)。
    (CVE-2015-4170)

  在 4.2.3 版之前的 Linux 核心中，net/sctp/protocol.c 所用的 sctp_init 函式具有不正確的通訊協定初始化步驟順序，這讓本機使用者得以在所有步驟結束之前即建立 SCTP 通訊端，進而引發拒絕服務 (不穩定或記憶體損毀)。(CVE-2015-5283)

  在 ppc64 平台上 4.0.2 版之前的 Linux 核心中，arch/powerpc/perf/callchain.c 的 perf_callchain_user_64 函式允許本機使用者透過深度 64 位元使用者空間反向追蹤，進而造成拒絕服務 (無限迴圈)。(CVE-2015-6526)

  在 4.2.3 版及其之前版本的 Linux 核心中，IPC 物件實作有爭用情形，這會讓本機使用者藉由觸發 ipc_addid 呼叫，導致對與 msg.c、shm.c 和 util.c 相關的未初始化資料，進行 uid 和 gid 比較，進而取得權限。(CVE-2015-7613)

  - 在 Red Hat Enterprise Linux 7，kernel-rt 和 Enterprise MRG 2 中使用的 Linux 核心，以及在啟用 UEFI 安全開機的情況下開機時，允許本機使用者利用不當處理跨 kexec 的 secure_boot 旗標，繞過預定的安全層級/安全開機限制。(CVE-2015-7837)

請注意，Nessus 並未測試此問題，而是僅依據應用程式自我報告的版本號碼。

* 在 Linux 核心的檔案系統實作處理來源位於 bind 掛載內部而目的地位於外部的重新命名作業的方式中發現一個瑕疵。容器內部有權限的使用者可利用此瑕疵，使 bind 掛載逸出並可能提升其在系統上的權限。
(CVE-2015-2925，重要)

* 在 Linux 核心的 IPC 子系統初始化 IPC 物件結構中的某些欄位 (這些欄位稍後會在物件插入全域可見清單之前用於權限檢查) 的方式中，發現一個爭用情形瑕疵。無權限的本機使用者可能利用此瑕疵提升自己在系統上的權限。
(CVE-2015-7613，重要)

* 據發現，向使用者空間報告模擬失敗時，會導致本機 (CVE-2014-7842) 或 L2->L1 (CVE-2010-5313) 拒絕服務。在本機拒絕服務的情況下，攻擊者必須擁有 MMIO 區域的存取權或能夠存取 I/O 連接埠。(CVE-2010-5313、CVE-2014-7842，中等)

* 模擬變更 RIP (如分支或呼叫) 的指示時，在 Linux 核心的 KVM 子系統處理非正式位址的方式中發現一個瑕疵。能夠存取 I/O 或 MMIO 區域的來賓使用者可利用此瑕疵使來賓當機。
(CVE-2014-3647，中等)

* 據發現，Linux 核心記憶體資源控制器 (memcg) 在處理 OOM (記憶體不足) 情形時，可導致鎖死。攻擊者可利用此瑕疵鎖定系統。
(CVE-2014-8171，中等)

* 在 chown 和 execve 系統呼叫之間發現一個爭用情形瑕疵。無權限的本機使用者可能利用此瑕疵提升自己在系統上的權限。(CVE-2015-3339，中等)

* 在 Linux 核心的 TTY 子系統處理 tty 關機階段的方式中發現一個瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵在系統上造成拒絕服務。(CVE-2015-4170，中等)

* 在 SCTP 實作中發現一個 NULL 指標解除參照瑕疵。本機使用者可利用此瑕疵，在平行建立多個通訊端 (且系統並未載入 SCTP 模組) 時觸發核心錯誤，進而在系統上引發拒絕服務。(CVE-2015-5283，中等)

* 在 Linux 核心的 perf 子系統擷取 PowerPC 系統上的使用者層級堆疊追蹤的方式中，發現一個瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵在系統上造成拒絕服務。(CVE-2015-6526，中等)

* 在 Linux 核心的 Crypto 子系統處理核心模組的自動載入的方式中發現一個瑕疵。本機使用者可利用此瑕疵載入任何已安裝的核心模組，因此增加執行核心的攻擊面積。 (CVE-2013-7421、CVE-2014-9644，低)

* 在 Linux 核心於環境切換過程中變更某些區段暫存器和執行緒區域儲存區 (TLS) 的方式中，發現一個資訊洩漏瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，洩漏任意處理程序的使用者空間 TLS 基底位址。
(CVE-2014-9419，低)

* 據發現，Linux 核心 KVM 子系統的 sysenter 指示模擬不足。無權限的來賓使用者可利用此缺陷，如果來賓 OS 並未初始化 SYSENTER 模型專用註冊 (MSR)，則可藉由誘騙 Hypervisor 以 16 位元模式模擬 SYSENTER 指示來提升自己的權限。注意：具有 KVM 的 Scientific Linux 認證來賓作業系統會初始化 SYSENTER MSR，因此在 KVM Hypervisor 上執行時，不受此問題影響。 (CVE-2015-0239，低)

* 在 Linux 核心執行 kexec 作業後處理安全性層級功能的方式中發現一個瑕疵。本機攻擊者可利用此瑕疵，繞過安全性層級/安全開機組合的安全性機制。 (CVE-2015-7837，低)

現已提供適用於 Red Hat Enterprise Linux 7 的更新版 kernel-rt 套件，可修正多個安全性問題、數個錯誤，並新增多種增強功能。

Red Hat 產品安全性團隊已將此更新評等為具有重要安全性影響。可針對每個弱點從〈參照〉一節的 CVE 連結中取得常見弱點評分系統 (CVSS) 的基本分數，其中包含有關嚴重性評等的詳細資訊。

kernel-rt 套件中包含 Linux 核心，這是任何 Linux 作業系統的核心。

* 在 Linux 核心的檔案系統實作處理來源位於 bind 掛載內部而目的地位於外部的重新命名作業的方式中發現一個瑕疵。容器內部有權限的使用者可利用此瑕疵，使 bind 掛載逸出並可能提升其在系統上的權限。
(CVE-2015-2925，重要)

* 在 Linux 核心的 IPC 子系統初始化 IPC 物件結構中的某些欄位 (這些欄位稍後會在物件插入全域可見清單之前用於權限檢查) 的方式中，發現一個爭用情形瑕疵。無權限的本機使用者可能利用此瑕疵提升自己在系統上的權限。
(CVE-2015-7613，重要)

* 據發現，Linux 核心記憶體資源控制器 (memcg) 在處理 OOM (記憶體不足) 情形時，可導致鎖死。若攻擊者在 OOM 事件期間，可於單一記憶體限制的 cgroup 內持續衍生新的處理程序，就可能會利用此瑕疵鎖定系統。(CVE-2014-8171，中等)

* 在 chown 和 execve 系統呼叫之間發現一個爭用情形瑕疵。將 setuid 使用者二進位的擁有者變更為 root 時，爭用情形可能使二進位 setuid 暫時成為 root。無權限的本機使用者可能利用此瑕疵提升自己在系統上的權限。(CVE-2015-3339，中等)

* 在 Linux 核心的 TTY 子系統處理 tty 關機階段的方式中發現一個瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，透過在 tty 關機期間保留 ldisc 鎖定的參照，在系統上造成拒絕服務，進而造成鎖死。
(CVE-2015-4170，中等)

* 在 SCTP 實作中發現一個 NULL 指標解除參照瑕疵。本機使用者可利用此瑕疵，在平行建立多個通訊端 (且系統並未載入 SCTP 模組) 時觸發核心錯誤，進而在系統上引發拒絕服務。(CVE-2015-5283，中等)

* 在 Linux 核心的 Crypto 子系統處理核心模組的自動載入的方式中發現一個瑕疵。本機使用者可利用此瑕疵載入任何已安裝的核心模組，因此增加執行核心的攻擊面積。(CVE-2013-7421、CVE-2014-9644，低)

* 在 Linux 核心於環境切換過程中變更某些區段暫存器和執行緒區域儲存區 (TLS) 的方式中，發現一個資訊洩漏瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，洩漏任意處理程序的使用者空間 TLS 基底位址。
(CVE-2014-9419，低)

* 在 Linux 核心執行 kexec 作業後處理安全性層級功能的方式中發現一個瑕疵。本機攻擊者可利用此瑕疵，繞過安全性層級/安全開機組合的安全性機制。(CVE-2015-7837，低)

Red Hat 要感謝 HP 的 Linn Crosetto 報告 CVE-2015-7837 問題。CVE-2015-5283 問題是由 Red Hat engineering 的 Ji Jianwen 所發現。

kernel-rt 套件已升級至版本 3.10.0-326.rt56.204，此版本提供數個錯誤修正和增強功能。(BZ#1201915、BZ#1211724)

此更新亦可修正數個錯誤，並新增多個增強功能。
請參閱下列 Red Hat 知識庫文章，瞭解這些變更中最重要的相關資訊：

https://access.redhat.com/articles/2055783

建議所有 kernel-rt 使用者皆升級至這些更新版套件，其可更正這些問題並新增這些增強功能。必須重新啟動系統，此更新才會生效。

* seunshare 是一種可在不同的安全性內容中，執行可執行檔的公用程式，在其使用 libcap-ng 程式庫之 capng_lock 功能的方式中發現一個瑕疵。setuid() 系統呼叫以及其他項目也會在放置二進位處理程序權限時設定已儲存的 set-user-ID，若後續叫用以此事實為依據的 suid root 二進位，則可能會讓無權限的本機使用者提升自己在系統上的權限。注意：此問題的修正屬於整體修正的核心部分，並且引入了 PR_SET_NO_NEW_PRIVS 功能和相關的 SELinux 可執行檔轉換支援。(CVE-2014-3215，重要)

在 INIT 衝突的情況下，Linux 核心的 SCTP 實作在處理驗證金鑰參照計數時，出現一個釋放後使用瑕疵。遠端攻擊者可利用此瑕疵使系統當機，或可能提升其在系統上的權限。
(CVE-2015-1421，重要)

* 據發現，Linux 核心的 KVM 實作不確定主機 CR4 控制暫存器值在相同虛擬 CPU 上的 VM 項目間維持不變。無權限的本機使用者可利用此瑕疵在系統上造成拒絕服務。
(CVE-2014-3690，中等)

* 在 Linux 核心之 perf 子系統的系統呼叫追蹤功能中發現一個超出邊界記憶體存取瑕疵。無權限的本機使用者可利用此缺陷使系統當機。
(CVE-2014-7825，中等)

* 在 Linux 核心之 ftrace 子系統的系統呼叫追蹤功能中發現一個超出邊界記憶體存取瑕疵。在已啟用 ftrace 系統呼叫追蹤功能的系統中，無權限的本機使用者可利用此瑕疵造成系統當機，或提升自己的權限。
(CVE-2014-7826，中等)

* 據發現，Linux 核心記憶體資源控制器 (memcg) 在處理 OOM (記憶體不足) 情形時，可導致鎖死。若攻擊者在 OOM 事件期間，可於單一記憶體限制的 cgroup 內持續衍生新的處理程序，就可利用此瑕疵鎖定系統。(CVE-2014-8171，中等)

* 在 Linux 核心金鑰管理子系統執行金鑰記憶體回收的方式中，發現一個爭用情形瑕疵。本機攻擊者可能在系統回收金鑰時，嘗試存取金鑰，而這可能導致系統當機。(CVE-2014-9529，中等)

* 在 TechnoTrend/Hauppauge DEC USB 裝置驅動程式中發現一個堆疊型緩衝區溢位瑕疵。具有對應裝置寫入存取權的本機使用者，可利用此瑕疵造成核心損毀，或可能提升其在系統上的權限。
(CVE-2014-8884，低)

* 針對具有 RockRidge 延伸模組參照 (ER) 記錄的 ISO9660 映像，在 Linux 核心之 ISO9660 檔案系統實作存取其相關資料的方式中，發現一個資訊洩漏瑕疵。具有系統實體存取權的攻擊者可利用此瑕疵，洩漏最高達 255 位元組的核心記憶體。(CVE-2014-9584，低)

必須重新啟動系統，此更新才會生效。

現已提供適用於 Red Hat Enterprise Linux 6 的更新版核心套件，可修復多個安全性問題和數個錯誤。

Red Hat 產品安全性團隊已將此更新評等為具有「重要」安全性影響。可針對每個弱點從〈參照〉一節的 CVE 連結中取得常見弱點評分系統 (CVSS) 的基本分數，其中包含有關嚴重性評等的詳細資訊。

核心套件中包含 Linux 核心，後者是任何 Linux 作業系統的核心。

* seunshare 是一種可在不同的安全性內容中，執行可執行檔的公用程式，在其使用 libcap-ng 程式庫之 capng_lock 功能的方式中發現一個瑕疵。setuid() 系統呼叫以及其他項目也會在放置二進位處理程序權限時設定已儲存的 set-user-ID，若後續叫用以此事實為依據的 suid root 二進位，則可能會讓無權限的本機使用者提升自己在系統上的權限。注意：此問題的修正屬於整體修正的核心部分，並且引入了 PR_SET_NO_NEW_PRIVS 功能和相關的 SELinux 可執行檔轉換支援。(CVE-2014-3215，重要)

在 INIT 衝突的情況下，Linux 核心的 SCTP 實作在處理驗證金鑰參照計數時，出現一個釋放後使用瑕疵。遠端攻擊者可利用此瑕疵使系統當機，或可能提升其在系統上的權限。
(CVE-2015-1421，重要)

* 據發現，Linux 核心的 KVM 實作不確定主機 CR4 控制暫存器值在相同虛擬 CPU 上的 VM 項目間維持不變。無權限的本機使用者可利用此瑕疵在系統上造成拒絕服務。
(CVE-2014-3690，中等)

* 在 Linux 核心之 perf 子系統的系統呼叫追蹤功能中發現一個超出邊界記憶體存取瑕疵。無權限的本機使用者可利用此缺陷使系統當機。
(CVE-2014-7825，中等)

* 在 Linux 核心之 ftrace 子系統的系統呼叫追蹤功能中發現一個超出邊界記憶體存取瑕疵。在已啟用 ftrace 系統呼叫追蹤功能的系統中，無權限的本機使用者可利用此瑕疵造成系統當機，或提升自己的權限。
(CVE-2014-7826，中等)

* 據發現，Linux 核心記憶體資源控制器 (memcg) 在處理 OOM (記憶體不足) 情形時，可導致鎖死。若攻擊者在 OOM 事件期間，可於單一記憶體限制的 cgroup 內持續衍生新的處理程序，就可利用此瑕疵鎖定系統。(CVE-2014-8171，中等)

* 在 Linux 核心金鑰管理子系統執行金鑰記憶體回收的方式中，發現一個爭用情形瑕疵。本機攻擊者可能在系統回收金鑰時，嘗試存取金鑰，而這可能導致系統當機。(CVE-2014-9529，中等)

* 在 TechnoTrend/Hauppauge DEC USB 裝置驅動程式中發現一個堆疊型緩衝區溢位瑕疵。具有對應裝置寫入存取權的本機使用者，可利用此瑕疵造成核心損毀，或可能提升其在系統上的權限。
(CVE-2014-8884，低)

* 針對具有 RockRidge 延伸模組參照 (ER) 記錄的 ISO9660 映像，在 Linux 核心之 ISO9660 檔案系統實作存取其相關資料的方式中，發現一個資訊洩漏瑕疵。具有系統實體存取權的攻擊者可利用此瑕疵，洩漏最高達 255 位元組的核心記憶體。(CVE-2014-9584，低)

Red Hat 要感謝 Andy Lutomirski 報告 CVE-2014-3215 和 CVE-2014-3690；感謝 Robert Swiecki 報告 CVE-2014-7825 和 CVE-2014-7826；以及感謝 Carl Henrik Lunde 報告 CVE-2014-9584。CVE-2015-1421 問題是由 Red Hat 的 Sun Baoliang 所發現的。

此更新還可修正數個錯誤。這些變更的相關文件可從〈參照〉一節中的「技術提示」文件連結中取得。

建議所有核心使用者皆升級至這些更新版套件，其中包含可更正這些問題的反向移植修補程式。必須重新啟動系統，此更新才會生效。

現已提供適用於 Red Hat Enterprise Linux 版本 7 做為持續支援和維護之用的更新核心套件，可修正多個安全性問題、解決數百個錯誤並新增數個增強功能。這是第二次定期更新。

Red Hat 產品安全性團隊已將此更新評等為具有重要安全性影響。可針對每個弱點從〈參照〉一節的 CVE 連結中取得常見弱點評分系統 (CVSS) 的基本分數，其中包含有關嚴重性評等的詳細資訊。

kernel 套件中包含 Linux 核心，這是任何 Linux 作業系統的核心。

* 在 Linux 核心的檔案系統實作處理來源位於 bind 掛載內部而目的地位於外部的重新命名作業的方式中發現一個瑕疵。容器內部有權限的使用者可利用此瑕疵，使 bind 掛載逸出並可能提升其在系統上的權限。
(CVE-2015-2925，重要)

* 在 Linux 核心的 IPC 子系統初始化 IPC 物件結構中的某些欄位 (這些欄位稍後會在物件插入全域可見清單之前用於權限檢查) 的方式中，發現一個爭用情形瑕疵。無權限的本機使用者可能利用此瑕疵提升自己在系統上的權限。
(CVE-2015-7613，重要)

* 據發現，向使用者空間報告模擬失敗時，會導致本機 (CVE-2014-7842) 或 L2->L1 (CVE-2010-5313) 拒絕服務。在本機拒絕服務的情況下，攻擊者必須擁有 MMIO 區域的存取權或能夠存取 I/O 連接埠。(CVE-2010-5313、CVE-2014-7842，中等)

* 模擬變更 RIP (如分支或呼叫) 的指示時，在 Linux 核心的 KVM 子系統處理非正式位址的方式中發現一個瑕疵。能夠存取 I/O 或 MMIO 區域的來賓使用者可利用此瑕疵使來賓當機。
(CVE-2014-3647，中等)

* 據發現，Linux 核心記憶體資源控制器 (memcg) 在處理 OOM (記憶體不足) 情形時，可導致鎖死。攻擊者可利用此瑕疵鎖定系統。
(CVE-2014-8171，中等)

* 在 chown 和 execve 系統呼叫之間發現一個爭用情形瑕疵。無權限的本機使用者可能利用此瑕疵提升自己在系統上的權限。(CVE-2015-3339，中等)

* 在 Linux 核心的 TTY 子系統處理 tty 關機階段的方式中發現一個瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵在系統上造成拒絕服務。(CVE-2015-4170，中等)

* 在 SCTP 實作中發現一個 NULL 指標解除參照瑕疵。本機使用者可利用此瑕疵，在平行建立多個通訊端 (且系統並未載入 SCTP 模組) 時觸發核心錯誤，進而在系統上引發拒絕服務。(CVE-2015-5283，中等)

* 在 Linux 核心的 perf 子系統擷取 PowerPC 系統上的使用者層級堆疊追蹤的方式中，發現一個瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵在系統上造成拒絕服務。(CVE-2015-6526，中等)

* 在 Linux 核心的 Crypto 子系統處理核心模組的自動載入的方式中發現一個瑕疵。本機使用者可利用此瑕疵載入任何已安裝的核心模組，因此增加執行核心的攻擊面積。(CVE-2013-7421、CVE-2014-9644，低)

* 在 Linux 核心於環境切換過程中變更某些區段暫存器和執行緒區域儲存區 (TLS) 的方式中，發現一個資訊洩漏瑕疵。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，洩漏任意處理程序的使用者空間 TLS 基底位址。
(CVE-2014-9419，低)

* 據發現，Linux 核心 KVM 子系統的 sysenter 指示模擬不足。無權限的來賓使用者可利用此瑕疵，如果來賓 OS 並未初始化 SYSENTER 模型專用註冊 (MSR)，則可藉由誘騙 Hypervisor 以 16 位元模式模擬 SYSENTER 指示來提升自己的權限。注意：具有 KVM 的 Red Hat Enterprise Linux 認證來賓作業系統會初始化 SYSENTER MSR，因此在 KVM Hypervisor 上執行時，不受此問題影響。
(CVE-2015-0239，低)

* 在 Linux 核心執行 kexec 作業後處理安全性層級功能的方式中發現一個瑕疵。本機攻擊者可利用此瑕疵，繞過安全性層級/安全開機組合的安全性機制。(CVE-2015-7837，低)

ID	Name	Product	Family	Published	Updated	Severity
87559	Scientific Linux セキュリティ更新：SL7.x x86_64 のカーネル	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	12/22/2015	1/14/2021	medium
88571	RHEL 7：kernel-rt（RHSA-2015:2411）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2/4/2016	10/24/2019	medium
82988	Scientific Linux セキュリティ更新：SL6.x i386/x86_64 のカーネル	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	4/22/2015	1/14/2021	high
82999	CentOS 6: カーネル（CESA-2015: 0864）	Nessus	CentOS Local Security Checks	4/23/2015	1/4/2021	high
86972	RHEL 7：カーネル（RHSA-2015:2152）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	11/20/2015	11/4/2024	high
87090	Oracle Linux 7：核心 (ELSA-2015-2152)	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	11/30/2015	10/22/2024	medium
87559	Scientific Linux 安全性更新：SL7.x x86_64 上的核心 (20151119)	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	12/22/2015	1/14/2021	medium
88571	RHEL 7：kernel-rt (RHSA-2015:2411)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2/4/2016	10/24/2019	medium
82988	Scientific Linux 安全性更新：SL6.x i386/x86_64 上的核心 (20150421)	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	4/22/2015	1/14/2021	high
82999	CentOS 6：kernel (CESA-2015: 0864)	Nessus	CentOS Local Security Checks	4/23/2015	1/4/2021	high
86972	RHEL 7：核心 (RHSA-2015:2152)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	11/20/2015	11/4/2024	high

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